配光設計には、設計から生み出される製品が、製品として製造可能か、設計の意図を満たす機能が製品に現れるかなど、非常に細かな検討が必要となります。そのため、根津製作所では、設計図をもとに配光予測をし、成形性診断を行い、製品としての実現可否を判断します。また、豊富な経験と知識を活かし、初期段階よりコスト性のよい製品に近づける検討を行います。
例えば、反射鏡の場合、歪まないように(ひけのないように)するためには様々な工夫が必要です。試作品を問題なく作成した場合でも、量産の工程で課題を突きつけられる場面が多々あります。クオリティの高い量産品の製造に向けて、クライアント様とは入念な検討・確認を重ねながら進めております。
設計通りの性能を反映させるために、加工見本、試作品等を用いて、最適な加工濃度をご提案させていただきます。
製品製造における全行程を踏まえた量産シミュレーションをご提案させていただきます。様々な視点から、コスト性や成形性を予測し、ベストな量産方法の提案を行っております。
設計図ができて、試作品の段階では問題はなく、量産に進んだけど、そこで初めて欠点がみえる場合があります。製造では“あるある”のご質問のひとつです。そのため、試作品を徹底的に検証しながら、金型調整を重ね、ご納得のいく製品づくりに取り組んでいます。このような経験が豊富なところが、根津製作所のねばりと工夫のよりどころであり、どのような難局でも、クライアント様と共に解決策を見つけ出します。